ソフラボンサプリにデメリットはある?

美容や健康に良いと評判のイソフラボン。食品の中では大豆に多く含まれるため、食事の中に豆腐や納豆、豆乳などを意識して摂り入れるほかにサプリメントも摂取されていらっしゃる方もいますね。果たして、イソフラボンのサプリメントを摂取することによるデメリットはあるのでしょうか。今回はイソフラボンのサプリメントについて正しい知識と摂取の仕方についてご紹介します。

過剰摂取がデメリットを引き起こす

実はサプリメントの登場により、近年イソフラボンの過剰摂取における健康被害が心配されています。

サプリメントは吸収率が良い

サプリメントのイソフラボンはアグリコン型という糖のついていない状態のイソフラボンです。体内での糖を切り離す処理がいらない分、すぐに体内へ吸収することができます。したがって、摂取したままの量のイソフラボンが体内へ吸収されます。イソフラボンは体内で女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをします。食事中からのイソフラボンとサプリメントからのイソフラボンの吸収量が過剰になった状態が続くと、乳がんや前立腺がんのリスクを高めてしまったり、女性では子宮内膜症の発症や、男性の胸の女性化や精子の活動が鈍くなってしまうなどのホルモンバランスの崩れによって起きるデメリットが生じます。

食事では

アグリゴン型に対して、普段の食生活の中で摂取されているイソフラボンは糖が結合しているグルカゴン型と呼ばれるもので消化吸収されにくい大きさです。グルカゴン型イソフラボンは分解によって糖が切り離された状態になることでやっと吸収ができます。なので吸収される前に腸内へ運ばれてしまったりと吸収率があまりよくありません。食事中からのイソフラボンの体内への吸収率は約2割ほどといわれています。

摂取量を守りましょう

以上のことからデメリットがあるというわけではなく、過剰摂取によってデメリットが生まれてしまうということが分かりました。食品からのイソフラボンの摂取量も考え、サプリメントの量の調節が必要ということですね。1日だけ摂りすぎてしまった!という場合にすぐに副作用が出るわけではないので毎日の食生活を見直しつつ上手に取り入れてください。