イソフラボンと牛乳の相乗効果

イソフラボンと牛乳を一緒に摂ることでお互いがそれぞれ持っている健康や美容に良い効果が増幅するということをご存知でしょうか。イソフラボンといえば女性ホルモンであるエストロゲン様作用、牛乳ではカルシウムの補充というのが有名ですが、この2つが合わさるとどのような効果があるのでしょうか。今回はイソフラボンと牛乳の相乗効果についてご紹介します。

骨粗しょう症の予防

牛乳はカルシウムの摂取を意識して飲んでいる方も多いかと思います。特に女性では閉経後、エストロゲンの分泌の減少とともに骨密度も急激に減少していってしまいます。これはエストロゲンが骨から血液へカルシウムが流れ出すのを調節していたのが、エストロゲン分泌の減少により骨からのカルシウム流出が増えるためです。そこでエストロゲン様作用のあるイソフラボンとカルシウム豊富な牛乳を一緒に摂取することで骨粗しょう症の予防をすることができます。

美容効果

イソフラボンには美白効果、保湿効果、アンチエイジング効果と美容に良い効果がたくさんあります。そこにビタミンB2を含む牛乳を一緒に摂取することによって皮脂の分泌をコントロールし、毛穴の黒ずみやテカリを抑制して美白効果がアップします。さらに牛乳に含まれるたんぱく質によって肌の細胞やコラーゲンの生成を助け、アンチエイジングに相乗効果をもたらせてくれます。

イライラの解消

牛乳にはセロトニンとよばれるイライラを解消してくれる物質が含まれています。また、イソフラボンはストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールを減少させる働きがあり、この2つの効果からイライラを解消させる働きが倍増します。

イソフラボンと牛乳

イソフラボンと牛乳には身体に対して似たような働きを違う角度からアプローチしている部分が多く、一緒に摂ることによって相乗効果が生まれます。牛乳が苦手な方はイソフラボンを豊富に含む大豆の加工食品であるきなこを混ぜて飲んだり、きなこプリンを作ってみたり、アレンジをして一緒に摂ってみましょう。